2026/01/30
ハウスメーカーが「平屋」をすすめる本当の理由とは?
目次
こんにちは!堀田建築のスタッフです。堀田建築の堀田棟梁の想いを熱く語る「棟梁コラム」!
今回は「平屋」について棟梁に語ってもらいました!
ここ数年、堀田建築でも「平屋」をご希望されるご家族が多くいらっしゃいます。また、住宅業界全体としても「平屋」がトレンドになっていますよね。SNSやカタログでも、広々としたワンフロアの暮らしや開放感のある空間が大きく取り上げられ、若いご夫婦からシニア世代まで幅広い層の方が「平屋っていいな」と感じるようになりました。
しかし、平屋の人気には、単なる流行以上のハウスメーカー側による「戦略的な理由」があることをご存知でしょうか?
この記事では、ハウスメーカーが平屋を積極的にすすめる“裏の理由”と、本当にそれが自分たちの暮らしに合っているのかを見つめ直す視点をお届けします。

なぜハウスメーカーは平屋をすすめるのか?
1. 法的・制度的な「建てやすさ」
ハウスメーカーにとって平屋は、確認申請が通りやすく、工程がシンプルな建物です。2階建てに比べて構造計算が簡易で済み、地域によっては防火規制の影響も受けにくいため、スムーズに着工できるという利点があります。
つまり、「設計・確認申請・着工」の回転が速く、効率的に売りやすいのが平屋なのです。
2. 工場生産の部材との相性が良い
大手ハウスメーカーの多くは、住宅の構造材やパネルを自社工場であらかじめ加工(プレカット)し、現場で組み立てる方式を採用しています。
平屋の場合、構造が単純なのでこの工場生産と非常に相性が良く、現場での作業が最小限で済みます。施工ミスも減り、工期も短くなるので、会社としての利益率が高い建て方と言えるでしょう。
しかし、本当に「あなたの暮らし」に合っていますか?
平屋にはたしかにメリットがあります。ワンフロアで暮らせる「バリアフリー」な導線は将来的にも暮らしやすく大きな魅力です。
でも、「年を取ったら1階だけで暮らせばいい」と言うけれど、”それが本当に健康的な暮らしなのか?”を一度立ち止まって考えてみませんか。
■ ワンフロア=運動量の低下?
階段のない生活はたしかに身体の負担を減らします。でも、日常生活の中で自然と足腰を使う機会が減ってしまうことで、体力の低下を招くリスクも指摘されています。
そこで堀田建築では、年を重ねても元気に過ごせるよう、家の中で「軽く体を動かす仕掛け」をご提案しています。たとえば、無理なく階段が使える設計、スムーズに動ける家事導線、室内に設けたフリースペースは「子供達の遊び場」だったり、趣味のスペースなどに。
家にこもりがちになる老後だからこそ、「体を使う家」が大切だと考えています。
実際に、堀田建築で建てられたお客様には
- 自分で味噌をつくるようになって家庭菜園も始めました。
- この家に住むようになってから疲れが取れて、逆によく動くようになった
- ペットと暮らせるようになって運動量が増えた
- 2階建て+ロフトだけど、階段が全然つらくない!
というお声があります。

土地事情と現実の平屋サイズ
たとえば、愛知県の豊川・豊橋・蒲郡あたりで売り出されている土地の平均は約50坪。3台分の駐車場や外構を考慮すると、建物として使えるのはおおよそ25坪前後です。
その面積で家族3人、もしくは子どもが1人できる暮らしを想定した場合、次のような課題が見えてきます。
- 子ども部屋がつくれない(or リビングと兼用になる)
- シューズクロークは1畳ほど、WICは1つ作れても寝室が狭くなる
- リビングの広さは10畳程度
- パントリーや洗濯スペースはコンパクトタイプで「広々」は難しい
設計上は「収納は確保されています」と言われても、SNSでみるような「広々感」は難しく、また形にしたときに「思ったほど収納がなくて棚や追加購入した」「新築時に引っ越して、2ヶ月で収納がいっぱい!」という現実の暮らしに追いつかないことが多いのです。

「平屋=正解」ではない。暮らしから逆算した家づくりを。
平屋はマイホームのかたちとして素晴らしい選択肢の一つですが、誰にとっても最適とは限りません。
- 将来のライフスタイル
- 家族構成の変化
- 土地条件
- 予算
- 健康的な動線や運動習慣の維持
こういった観点から本当に「平屋がベストなのか?」を見極めることが大切です。

堀田建築が考える「暮らしから人を守る家づくり」
堀田建築のテーマは「健康」です。
空気が綺麗な家、アレルギーを発生させない家、断熱をしっかり行った暖かく涼しい家。
それだけでなく、自然と運動して健康的な体づくりにつなげることも「堀田建築」の家は可能にします。
今回平屋をテーマにしていますが、実は堀田建築の二階建ての「階段」にはちょっとしたヒミツがあります。
ちょっとだけ1段ごとの段差が低くなっていて、滑りにくくて、歩きやすいようになっているんです。
それで、80代のおばあちゃまもおじいちゃまも、登りおりしてお過ごしいただいています。
ハウスメーカーの設計、下請け大工では実現できない、技術ある大工集団だからこそできる技の一つです。
家は「建てて終わり」ではありません。
堀田建築は設計から施工、アフターメンテナンスまで、信頼できる“お抱え大工”が一貫して関わる家づくりを続けています。
流行ではなく、「あなたの暮らしに本当に合った家」をつくる。
そのために、目の前の平屋プランが本当に正しいのか、一緒にじっくり考えることからお話ししています。

「平屋=トレンド=良い家」という流れに乗る前に、一歩立ち止まってみてください。
– その平屋、本当にあなたの家族に合っていますか?
– 土地の広さと収納、将来の変化に耐えられますか?
– 健康的でアクティブな老後を過ごせますか?
もし少しでも不安や疑問があるなら、一度ご相談ください。堀田建築は、あなたの理想の暮らしに“本当に合った住まい”を提案します。

