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column棟梁の想い

2025/10/01

建築会社の倒産リスクと、堀田建築の安心感

「そろそろマイホームを建てたい」と思ったとき、どこに頼むかは人生で最も重要な選択のひとつです。 

性能、価格、デザイン、土地環境など選択基準はさまざまですが、実は見落とされがちな大事な視点があります。

それが、「建ててもらった会社が、30年、50年後の将来も存在しているか?」という”倒産リスク”です。

また「契約したのに倒産してしまった!」というお声が、近年増加しているのもご存知でしょうか。

人生を左右する決断をしたのに、家が建つ前に建築会社が倒産してしまったり、マイホームは建てて終わりではなく、そこから30年、50年と暮らしが続くにあたり、ずっとサポートしてもらえるかどうかは、建築会社の経営状態に大きく左右されます。

今回のコラムでは、最新データを交えながら「建築会社の倒産リスク」と「堀田建築の強み」についてわかりやすく解説していきます。

【1.増加する建築企業の倒産/データでみる実態】

2024年度の日本全体の倒産件数は9,000社以上に達しました(水下決策ネットより)。

特に顕著なのが建築業界。大幅な資材価格高騰や職人をはじめとした人材不足、ウッドショックなど輸入の影響により、実に多くの中小企業が身を強いられています。

帝国データバンク(東京都港区)がこのほどまとめた建設業倒産動向(負債1000万円以上、法的整理)によれば、2025年上半期の倒産は986件と前年同期比7.5%増。4年連続の増加で、上半期として過去10年で最多を更新しました。

参考:https://www.s-housing.jp/archives/390250

■ 愛知県は倒産率が高い地域

愛知は中部地方の中でも人口が多い中心都市もあり、全国でも住宅需要が比較的高いエリアです。

しかし、工務店同士の競争が激しく、大手ハウスメーカーも多数進出しているため、すべての工務店が安定した経営を続けられるわけではありません。

近年は、大手との価格競争、土地価格の高騰といった影響で、地域リスクが広がっていると言われています。

そのため、地元の工務店や平成代の中小企業であっても「安心だから」と信じてよいとは一概評価できない時代になっているのです。

【2.「大手なら安心」は本当なの?】

■ ハウスメーカーも倒産している

大手だから安心だと思われがちですが、実はこれは大きな誤解です。過去には、大手ハウスメーカーもマーケティングや支社管理の失敗などから倒産した例もあります。

■ フランチャイズ勢力も一緒に倒れる

地元の工務店がフランチャイズ勢力に手を繋ぐのも、ここ10年のトレンドです。

しかしこれも、本部が倒れれば、勢力に入っている会社も多少なりとも影響を受けます。

勢力に従うのではなく「誰がこの家を作ったのか?」を見ることが大切です。

【3.黒字経営なら安心は間違い】

「黒字だから大丈夫」「終了権もあるから安心」などの見方も一覧ですが、これも危険です。

黒字決算でも、手先貸切や運賃費の増大、正社員の不足などで、小さな負傷が大きなダメージに繰り変わります。

そこにあるのは「印象的な安心感」ではなく、「実務的な安心」かどうかです。

【4.堀田建築はなぜ倒産リスクが低いのか?】

■ 唯一無二の“技術力”がある

堀田建築の最大の強みは、他社が真似できない「手刻み」や「丸太を使った家づくり」の技術力にあります。

これらは高い技術を持つ大工が在籍しているからこそ可能な工法であり、現代では非常に希少です。プレカットではなく、一棟一棟に合わせた加工を自社で行えることは、品質と安全性において他を圧倒しています。

■ 銀行や地域社会からの信用が厚い

このような技術を持ち、確かな実績を築いてきた堀田建築は、金融機関からの信用も高く、資金調達や事業継続における安定性が評価されています。

また、OB顧客とのつながりも深く、紹介やリピート依頼が多数あることで、景気変動に強い受注構造となっています。

■ 職人を社員として雇用(月給制)

多くの建築会社が大工を外注(個人事業主)に依存している中、堀田建築では大工を正社員として月給制で雇用しています。これは、技術の継承と品質管理を一貫して行える体制であり、現場力の安定性を高めると同時に、経営的なブレを少なくします。

■ 県外からも依頼が集まるブランド力

愛知県を拠点としながらも、岐阜や三重、静岡、四国や富山、北海道など他県からの問い合わせや施工依頼も多数あります。地域に根差しながらも、広域での支持を受けていることは、企業体力の厚さを示しています。

■ 棟梁自ら現場に立ち、後継を育てる

堀田棟梁は今もなお現場に立ち、若手職人へ技術と心構えを伝え続けています。このような現場主義と人材育成こそが、次の時代へと続く会社を支える「人づくり」の証です。

【5.まとめ:誰のために、何のために家を建てるのか】

建築は、単に「モノ」を作る仕事ではありません。

住む人の暮らしを守り、命を支え、未来を育む仕事です。

一生のうちに出会えるお客様の数は限られています。その一棟一棟に、私たちは全力で、誠実に向き合います。

倒産リスクのない会社とは、数字上の黒字やブランドではなく、目の前の人に、真剣に向き合い、信頼を積み重ねていく組織だと私たちは考えています。

堀田建築は、ひとのために、いい家をまじめにつくる。

これからもその姿勢を、一棟ずつ積み重ねていきます。

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