2025/06/25
ホームページをリニューアルした経緯
目次
こんにちは。堀田建築のスタッフです。
今回は、私たち堀田建築がなぜこのホームページで「人」の姿をたくさん出しているのか、その理由についてお話したいと思います。
2024年12月の年末、堀田建築はホームページをリニューアルしました。そのホームページは堀田建築が生まれた時からあったHPで、10年近い歳月が経っていました。
今回、お客様にとって見やすくて、使いやすいことはもちろん、堀田建築が他社とどうちがうのか違いをもっと知っていただきたいという想いがありリニューアルしました。
半年経ち、多くの方からほめていただくホームページになっていますが、まだまだお伝えしたいことがあり今回のテーマにしました。
ぜひ最後までお読みください。

instagramとホームページの役割の違い
Instagramでは、日々の施工事例を中心に発信しています。これは、私たち堀田建築が手掛けてきた「技術の集大成」をご覧いただくためです。伝統構法で組んだ太く立派な無垢の丸太梁と柱、日の移ろいを受け止める絵画のような美しい塗り壁。
一つの工務店・建築会社として、「良い家」をつくるのは、正直いって“あたりまえ”のことです。だからこそ、Instagramでは堀田建築でしか建てることができない「技術」をしっかりと見ていただけるようにしています。
でも、家というのは、技術だけでは成り立ちません。

家は“誰とつくるか”で、見た目が変わる
私たちのホームページには、棟梁・堀田をはじめとするスタッフや職人たちの写真や言葉がたくさん登場します。 それは、「人柄」や「想い」は、写真や文章からにじみ出るものであり、それが堀田建築の家づくりに欠かせないものだからです。
堀田棟梁は、一本の木の表情やクセを見て、それに一番合った場所を考え、加工し、組み上げていきます。
一見するとぶっきらぼうで、営業も得意とはいえない、昔ながらの“昭和な大工”です。 「いいよ、いいよ」と何でも引き受けるタイプではなく、できないことには「できません」とはっきり伝える。そんな、誠実で正直な人間です。

けれどその裏には、自分の仕事に対する強い責任感と誇りがあります。 どんな現場でも、まるで自分の家を建てるかのように、心を込めて家をつくる。 それが堀田棟梁の姿勢です。
だからこそ、お施主様にも「応えてほしい」と思っています。 「任せっきり」ではなく、「一緒につくる」気持ちでいてほしい。
時には意見がぶつかることもあるかもしれません。 でも、それを避けるのではなく、「喧嘩しながらでも一緒にいい家をつくっていきたい」。 それが、堀田の本音です。 その目には「美しい家」に対する信念と、お客様への想いが込められています。
「丈夫で長持ちする家をつくりたい」 「家族が安心して過ごせる建物をつくりたい」「安らげる空間をつくりたい」「おもてなしの空間で、ご家族を喜ばせたい」 「子どもたちが大人になっても帰ってきたくなる場所にしたい」
そんな言葉を、堀田は日常の中で自然に口にします。 それが私たち堀田建築の“当たり前”になっています。

Instagramでは見えない「熱量」。
それを伝えたいから、私たちはこのホームページで「人」をたくさん出しています。
木の目利きができること。 道具の使い方を熟知していること。 何より、お客様の顔を思い浮かべながら手を動かせること。
それができる職人たちがつくる家は、 どこかに“気配”が宿るような、美しさを放ちます。
だから、堀田建築の家は、美しいのです。

棟梁堀田の”人物像”と”家づくりの姿勢”
ここで少し、棟梁である堀田についてもう少し深く触れてみたいと思います。
堀田は若い頃から「大工」という仕事に魅せられ、木とともに生きてきました。 よく耳にするのは「木に聞いてみる」という言葉。 これは、木材に対して一方的に“使う”という姿勢ではなく、木そのものが持つ性質を受け入れ、木にとって一番心地の良い場所に収めるという考え方です。
「木は全て違っていて、個性がある」「まっすぐじゃない木が、悪いわけじゃない」 「クセのある木には、クセのある木の美しさがある」
このような感性と、活かす技術を持っているからこそ、堀田建築が手がける家は、どれも唯一無二の存在になります。そして住むご家族が違っているので、 同じ図面、同じ間取りの家は一つもありません。木の個性を活かして建てた家は、それぞれ違う表情を持っています。

堀田の家づくりには、「手を抜く」という選択肢が存在しません。
それは、施主様に対して誠実でありたいという想いが根底にあるからです。
「人が一生住む家を、適当につくってはいけない」「見た目じゃなくて、使い勝手や安全面を重視する」 「そこに住む人の人生に、寄り添える家をつくりたい」そう思いながら手掛けています。
あるとき、施主様がお引き渡し後にこう言ってくださいました。 「本当に、堀田さんのところで建てて良かったです。堀田さんは、私たちのことを家族のように考えてくれている。”堀田ファミリー”としてこれからもついていきます!」と。
棟梁堀田の思いが、伝わった瞬間でした。
大工の誇り
また、私たちは「誰が建てた家なのか」が分かる家づくりをしています。 最近はプレカット材が主流になり、現場での手仕事が減ってきていますが、堀田建築では可能な限り「墨付け」「手刻み」で木材を加工します。
それは、単に昔ながらの工法を守るためではなく、 「木に合わせた最適な使い方」を人の手で見極め、加工することで、 その木の持つ力を最大限に引き出せると考えているからです。
これは機械では判断できない「人の感覚」の領域です。 私たちはそれを大切にしたいと思っています。
そして、それはまさに私たちが受け継いできた「日本の伝統」そのものでもあります。

日本文化とのつながり。「和の心」とともに建てる家
自然と共に生き、素材の声を聞き、調和を大切にする。堀田建築は、 日本人が古くから持ってきた「和の心」を、家づくりの中に込めているのです。
地鎮祭や上棟式など、随所にある式典を大切にすることで、土地の神様の力を借りて家族を守ることもその一つ。 そうした感覚は、古来からの日本の住文化に深く根ざしています。
私たちは、そうした文化と心を、これからも絶やさずに繋いでいきたいと考えています。

施工中の現場に立ち会ったお施主様から、こんな声をいただいたことがあります。
「現場に行くたびに、毎回大工さんや職人さんが挨拶してくれるのですが、皆さんが本当に気持ちの良い人たちばかりで、安心して任せられると思いました」
家づくりには、技術だけでなく“チーム力”も求められます。 ひとりの力で成し遂げられるものではなく、棟梁を中心に、基礎・木工・左官・電気など、多くの職人がそれぞれの専門性を持ち寄り、協力しながらつくりあげていきます。だから堀田建築には一職種1社の「チーム堀田」が存在します。

ときには、お施主様と堀田建築の間で、意見がぶつかり合うこともあります。 でも、それは本気で家づくりに向き合っている証拠でもあります。 「本当にいい家を一緒につくりたい」その気持ちがあるからこそ、ぶつかった先に“最善”が見えてくると、私たちは信じています。 私たちは、そんな真剣な対話の積み重ねを大切にしています。
そして何より大切にしているのは、お互いへの「敬意」です。
お客様がなぜそうしたいのか、想いを汲み取ってどうしたら叶えられるのかを考えます。もちろん本当にできないこともあります。そこもご理解いただけるように誠心誠意にご対応します。

嘘をつかないこと。ごまかさないこと。 お客様に対しても、チームの仲間に対しても、誠実であること。
堀田建築は、“つくす”という言葉を大切にしています。 それは「与える」ことではなく、「尽力する」こと。 お客様の未来の暮らしのために、できる限りのことをする。 それが、私たちの信条です。
長くなりましたが、ここまで読んでくださった方には、少しでも私たち堀田建築の「人」と「想い」が伝わっていたら嬉しいです。
Instagramでは伝えきれない、人の温度、まなざし、熱量やぬくもり。 それが、このホームページの中に詰まっています。
技術のある工務店は、世の中にたくさんあります。 ですが、 「誰とつくるか」 「どんな想いでつくるか」 それが、家の美しさに必ず表れると、私たちは信じています。
だから、堀田建築の家は、美しいのです。